肺生検
生検は、9時半からの予定。
朝食は、半分位残して下さい、ということだったので、付け合わせは全部食べて、パンを半分残す。
検査着に着替えた頃、両親がやって来る。
その後、気分を落ち着かせる筋肉注射。これが、すごく痛かった。
すぐに薬が効いてきて、なんだか頭がボーッとしてきた。
検査室へは、車椅子で。車椅子に乗るのは初めて。
両親に、「写真撮ってー」と、頼んだのだけど、タイミングを逃してしまった。
ま、いっか。帰ってきた時に撮って貰おう。
CT撮影の部屋に着いてしばらく待機してたら、昨日のJ先生と、もう一人やって来た。
針を肺まで刺して組織を採る、という検査で、相当ビビッてはいた。
でも、先程の注射のお陰か、ドキドキと緊張はしていないかった。
「背中からするか、胸からするか、決めてるところなので、もうちょっと待って下さい」
と、J先生。
あー、背中からがいいなぁ。胸からだと、ちょっと怖いかも。
結局、背中からしますので、うつぶせの姿勢でいきます、ということで、一安心。
次に、点滴の針を入れる。
あー、また何度も針刺し直すのかな、と思ってたら、看護師さん、
「J先生、お上手なんですよー」
と、J先生が、一発で入れてくれた。
万が一何かあった時、迅速に対応出来るように、ルートを確保しておくのだそうだ。
検査着の上着を脱いで、台の上にうつぶせになったら、背中に何か布をかぶせて、鼻に酸素チューブを着ける。
「それでは今から、息を止める練習をします」
と、3人目の男性が、そばに立って言う。
「ハイ、軽く息を吸ってー、吐いてー、深く吸ってー、ハイ、止めて」
というのを、2度繰り返して、いよいよ本番。
まずはCT撮影。
機械の中に入ったら、吸ってー、吐いてー、と号令がかかる。
機械の外に出たら、J先生と2人目の医師が、針を刺す位置について話しながら、私の背中に、何か液体を塗りたくる。
次に、局部麻酔の注射。
「ちょっと痛いですよー」
と言った割には、ほとんど何も感じなかった。
それからしばらく、2人の医師が、私の背中で何かゴソゴソしていた。
「大丈夫ですか?」
と、ずっとそばにいたらしい看護師さんが聞いてくれる。
「何か、背中に違和感が......」
「今、先生が作業してますからね」
もう、生検針は刺さってるのかな。
「じゃ、また撮影します」
と、3人目医師の号令の元、穴の中で息を吸ったり吐いたり。
台が外に出たら、
「ちょうど直線上にあります」
とか、
「ちょっと引き気味にね」
とか、J先生と2人目医師が話し合いながら、また背中で何がゴソゴソ。
「うまく行ってますからね」
と、看護師さん。
撮影と外での作業を何度か繰り返し、機械から出た後、
「ガチャン、とこういう音がしますけど、びっくりしないで下さい」
とJ先生が、ガチャンと何か器具の音を鳴らして聞かせる。
そして、背中で3~4回ガチャン、ガチャンと鳴る。
「無事終わりましたよ」
という看護師さんの声を聞いた途端、胸の辺りがムズムズしてきて、ちょっと咳き込んでしまう。
「あ、血痰が出たかな」
と、J先生。
け、血痰......?!
まさか......?
こみ上げてきた痰を、看護師さんが差し出すティッシュに吐き出したら、そこにはなんと、ち、血がぁ......!
「大丈夫ですからねー」
平然と、看護師さん。
そうする間にも、また咳。
痰を吐いたら、またもや血が。
ヒィーー、血を吐いちゃったよー!
「血痰が出るのは普通ですから、心配要りませんよ。後で、血痰を止める薬を飲んで下さいね」
と、J先生。
検査着の上着を着て車椅子に座ったら、今度は急に胸が痛くなってきた。
息を吸うたびに、胸の右の奥がキュウっと痛む。
痛みを訴えると、肺を怪我したのと同じなので、しばらくは痛みが続きます、ということだった。
病室に戻ったら、車椅子を降りる前に記念撮影して、ベッドに戻って、酸素チューブを着ける。
2時間は安静です、と看護師さん。
胸の奥の痛みが続いてたので、両親に写真を撮って貰う時と、また血痰が出た時以外は、ウトウトして過ごす。
2時間安静にした後は、酸素チューブを外し、点滴針も抜いて貰い、ちょっと遅れて昼食。
やっぱり辛ッ!
その後、J先生がやって来て、胸の痛みや血痰の状態を尋ねるので、退院して血痰がまた出たら、薬で対応すればいいか確認。
あと1泊して退院は明日。
検査後の経過観察といい、医師のフォローといい、ちょっとした手術したみたいだったなぁ。
朝食は、半分位残して下さい、ということだったので、付け合わせは全部食べて、パンを半分残す。
検査着に着替えた頃、両親がやって来る。
その後、気分を落ち着かせる筋肉注射。これが、すごく痛かった。
すぐに薬が効いてきて、なんだか頭がボーッとしてきた。
検査室へは、車椅子で。車椅子に乗るのは初めて。
両親に、「写真撮ってー」と、頼んだのだけど、タイミングを逃してしまった。
ま、いっか。帰ってきた時に撮って貰おう。
CT撮影の部屋に着いてしばらく待機してたら、昨日のJ先生と、もう一人やって来た。
針を肺まで刺して組織を採る、という検査で、相当ビビッてはいた。
でも、先程の注射のお陰か、ドキドキと緊張はしていないかった。
「背中からするか、胸からするか、決めてるところなので、もうちょっと待って下さい」
と、J先生。
あー、背中からがいいなぁ。胸からだと、ちょっと怖いかも。
結局、背中からしますので、うつぶせの姿勢でいきます、ということで、一安心。
次に、点滴の針を入れる。
あー、また何度も針刺し直すのかな、と思ってたら、看護師さん、
「J先生、お上手なんですよー」
と、J先生が、一発で入れてくれた。
万が一何かあった時、迅速に対応出来るように、ルートを確保しておくのだそうだ。
検査着の上着を脱いで、台の上にうつぶせになったら、背中に何か布をかぶせて、鼻に酸素チューブを着ける。
「それでは今から、息を止める練習をします」
と、3人目の男性が、そばに立って言う。
「ハイ、軽く息を吸ってー、吐いてー、深く吸ってー、ハイ、止めて」
というのを、2度繰り返して、いよいよ本番。
まずはCT撮影。
機械の中に入ったら、吸ってー、吐いてー、と号令がかかる。
機械の外に出たら、J先生と2人目の医師が、針を刺す位置について話しながら、私の背中に、何か液体を塗りたくる。
次に、局部麻酔の注射。
「ちょっと痛いですよー」
と言った割には、ほとんど何も感じなかった。
それからしばらく、2人の医師が、私の背中で何かゴソゴソしていた。
「大丈夫ですか?」
と、ずっとそばにいたらしい看護師さんが聞いてくれる。
「何か、背中に違和感が......」
「今、先生が作業してますからね」
もう、生検針は刺さってるのかな。
「じゃ、また撮影します」
と、3人目医師の号令の元、穴の中で息を吸ったり吐いたり。
台が外に出たら、
「ちょうど直線上にあります」
とか、
「ちょっと引き気味にね」
とか、J先生と2人目医師が話し合いながら、また背中で何がゴソゴソ。
「うまく行ってますからね」
と、看護師さん。
撮影と外での作業を何度か繰り返し、機械から出た後、
「ガチャン、とこういう音がしますけど、びっくりしないで下さい」
とJ先生が、ガチャンと何か器具の音を鳴らして聞かせる。
そして、背中で3~4回ガチャン、ガチャンと鳴る。
「無事終わりましたよ」
という看護師さんの声を聞いた途端、胸の辺りがムズムズしてきて、ちょっと咳き込んでしまう。
「あ、血痰が出たかな」
と、J先生。
け、血痰......?!
まさか......?
こみ上げてきた痰を、看護師さんが差し出すティッシュに吐き出したら、そこにはなんと、ち、血がぁ......!
「大丈夫ですからねー」
平然と、看護師さん。
そうする間にも、また咳。
痰を吐いたら、またもや血が。
ヒィーー、血を吐いちゃったよー!
「血痰が出るのは普通ですから、心配要りませんよ。後で、血痰を止める薬を飲んで下さいね」
と、J先生。
検査着の上着を着て車椅子に座ったら、今度は急に胸が痛くなってきた。
息を吸うたびに、胸の右の奥がキュウっと痛む。
痛みを訴えると、肺を怪我したのと同じなので、しばらくは痛みが続きます、ということだった。
病室に戻ったら、車椅子を降りる前に記念撮影して、ベッドに戻って、酸素チューブを着ける。
2時間は安静です、と看護師さん。
胸の奥の痛みが続いてたので、両親に写真を撮って貰う時と、また血痰が出た時以外は、ウトウトして過ごす。
2時間安静にした後は、酸素チューブを外し、点滴針も抜いて貰い、ちょっと遅れて昼食。
やっぱり辛ッ!
その後、J先生がやって来て、胸の痛みや血痰の状態を尋ねるので、退院して血痰がまた出たら、薬で対応すればいいか確認。
あと1泊して退院は明日。
検査後の経過観察といい、医師のフォローといい、ちょっとした手術したみたいだったなぁ。
肺生検の為の入院
肺生検の為、今日から入院。
乳がんが発覚した6年前から数えたら、これで4度目の入院。
病院も4つ目。
4人部屋より、個室の方が多いこの病院。
4人部屋に入れるのかなぁ、と心配してたら、案の定、
「4人部屋が一杯で、申し訳ないんですけど......」
と、個室に案内してくれた看護師さん。
「エーッ」
「ご希望に添えなかったので、差額は頂きませんので......」
あ、なーんだ。じゃ、ラッキーやん。
テレビ、洗面台、冷蔵庫、トイレ、シャワーを備えてて、ちょっとしたビジネスホテルみたい。
窓からの眺めも悪くない。
ちょっと、どこかにお泊りに来た気分。

荷物を整理して着替えたら早速、胸のX線や心電図等の、「検査の為の検査」で、病室と1階の検査室を、何度も往復する。
その合間に、看護師さんがやって来て、採血。
相変わらず血管が出ず、四苦八苦してやっと採ることが出来た。
腕は、アザだらけになってしまった。
それから、これまでの経緯や、病状、使用中の薬等の情報を、看護師さんがパソコンに入力。
その後、入院中の主治医になるJ先生がやって来て、看護師さんがした質問を繰り返してから、「CTガイド下経皮肺生検についての説明書」と、「同問診票と同意書」という書類に沿って、検査の詳しい説明をする。
検査の手順
1.CTで、病変を確認。
2.局所麻酔をする。
3.生検針を刺入。
4.CTを数回撮影して、針が病変近くに届いたのを確認。
5.病変部位の組織や細胞を採取。
*針を刺入する時やCT撮影時は、数秒息を止める。
検査は1時間位かかる。
危険性と合併症
*気胸
*出血
*感染
*空気塞栓
その後、再び看護師さんがやって来て、クリニカルパスを使って、検査前後の手順を説明。その時、
「明日は、御家族の方に来て貰って下さい」
と言われる。
乳がんのしこりの針生検みたいに、簡単に考えてたのに、なんか、思ったより大変みたい......
昼食。
病院食なのになんでこんなに辛いの、と思うほど塩辛かった。

昼食後、ちょっと散歩。

インターネット接続が出来る、と聞いていたので、ネットブックを持って来て、LANケーブルを借りたのはいいんだけど、ネットに繋がらない。
接続はするのに、おかしいなぁ......
ナースステーションの看護師さんに聞いてみたけど、わからないって。
相棒と Skye で話しようと思ってたのに、これじゃ、Eメールも送れへんやん......
寝る時間が近付いて来た頃に、携帯に相棒から電話。
事情を察して、Skype を使って電話してくれたのだそう。
明日の検査の前に、ちょっとでも相棒と話せて良かった。
乳がんが発覚した6年前から数えたら、これで4度目の入院。
病院も4つ目。
4人部屋より、個室の方が多いこの病院。
4人部屋に入れるのかなぁ、と心配してたら、案の定、
「4人部屋が一杯で、申し訳ないんですけど......」
と、個室に案内してくれた看護師さん。
「エーッ」
「ご希望に添えなかったので、差額は頂きませんので......」
あ、なーんだ。じゃ、ラッキーやん。
テレビ、洗面台、冷蔵庫、トイレ、シャワーを備えてて、ちょっとしたビジネスホテルみたい。
窓からの眺めも悪くない。
ちょっと、どこかにお泊りに来た気分。

荷物を整理して着替えたら早速、胸のX線や心電図等の、「検査の為の検査」で、病室と1階の検査室を、何度も往復する。
その合間に、看護師さんがやって来て、採血。
相変わらず血管が出ず、四苦八苦してやっと採ることが出来た。
腕は、アザだらけになってしまった。
それから、これまでの経緯や、病状、使用中の薬等の情報を、看護師さんがパソコンに入力。
その後、入院中の主治医になるJ先生がやって来て、看護師さんがした質問を繰り返してから、「CTガイド下経皮肺生検についての説明書」と、「同問診票と同意書」という書類に沿って、検査の詳しい説明をする。
検査の手順
1.CTで、病変を確認。
2.局所麻酔をする。
3.生検針を刺入。
4.CTを数回撮影して、針が病変近くに届いたのを確認。
5.病変部位の組織や細胞を採取。
*針を刺入する時やCT撮影時は、数秒息を止める。
検査は1時間位かかる。
危険性と合併症
*気胸
*出血
*感染
*空気塞栓
その後、再び看護師さんがやって来て、クリニカルパスを使って、検査前後の手順を説明。その時、
「明日は、御家族の方に来て貰って下さい」
と言われる。
乳がんのしこりの針生検みたいに、簡単に考えてたのに、なんか、思ったより大変みたい......
昼食。
病院食なのになんでこんなに辛いの、と思うほど塩辛かった。

昼食後、ちょっと散歩。

インターネット接続が出来る、と聞いていたので、ネットブックを持って来て、LANケーブルを借りたのはいいんだけど、ネットに繋がらない。
接続はするのに、おかしいなぁ......
ナースステーションの看護師さんに聞いてみたけど、わからないって。
相棒と Skye で話しようと思ってたのに、これじゃ、Eメールも送れへんやん......
寝る時間が近付いて来た頃に、携帯に相棒から電話。
事情を察して、Skype を使って電話してくれたのだそう。
明日の検査の前に、ちょっとでも相棒と話せて良かった。
肺生検のための診察
午前に仕事を休んで、U病院腫瘍科のM先生の診察に行って来る。
待合室で待っている人達は、ほとんどが年配の人で、母親らしい人と一緒の高校生位の男の子以外、60歳位より若い患者さんが見あたらない。
この病院、年配の人ご用達?
予約時間から1時間遅れで呼ばれて診察室に入ったら、まず、
「お一人ですか?」
と、M先生。
誰か連れて来た方が良かったのかな。
今までの経過を確認した後、
「CTの映像はお持ちじゃないですか?」
しまった!うっかりしてた~。CT結果のCD借りて来るんだったぁ~
映像が無いとどうしようもない、ということで、結局これからCTを撮ることに。
この間撮ったばかりなのに、また撮るなんてー。
思いっ切り、無駄な出費やーん!
よっぽど、CD借りて出直してきます、と言おうかと思ったけど、お互いの時間の無駄になるから、諦めた。
30分程待って、単純CT撮って、再び診察室へ。
撮ったばかりの映像をじっくり見せてもらう。
「ああ、ここにありますね。こことか。ここにも。これ全部そうですね。これとかもね。こういうのもそうですねー」
「......」
.....何これ。こんなにたくさん......?
たまに肺の外側よりに見えるちょっと大き目のつぶ以外に、スクロールさせて表示される画面ほとんどに、小さな白いつぶつぶが、10個以上はあるように見える。
......これ全部合わせたら、一体何個になるの??
この前のCT結果に「○個」ではなく「多数」とあったのは、こういう事か。
「......かなりたくさんありますね」
「そうですねー。乳がんをされてるから、乳がんの転移と見るのが妥当だけど、全く別のがんの転移、という事もあるので、PET-CTというのを撮りましょう」
「でも、PETでなく生検をする、という事で紹介してもらったんですけど」
と言うと、来週初めに生検の希望を出してもらう事に。
1泊ではなく、2泊もしないといけないらしい。来週月水が祝日だから、月曜からだと、1日休むだけで済む。
加えて、熱心に勧められたその場の雰囲気で、12月にPET-CTもする事になってしまった。
生検で、ホルモン受容やHER2以外に、抗がん剤に対する感受性等もわかるのか尋ねたけど、それはわからないそう。
「悪性だということは、確かなんですか......?」
「そうやね、肺炎とかの感染症ではないね、これは」
「肺がんということは?」
「それもないねぇ。これは、他の箇所のがんの転移、と見てまず間違いないですねぇ...... 何にしろ、抗がん剤で治療する事になりますね」
「抗がん剤効けばいいですけど、こんなにたくさんあって、もし効かなかったら......」
「まあまあ......まずは、生検で何なのかをはっきりさせないとね」
その後、待合室に座ってたら、
「大丈夫ですか?」
と、先程診察室にいた看護師さんが声を掛けてくる。
気が付いたら、頭を抱えていた。
「ちょっとショックでしたねぇ、あの映像は...I先生からは、見せてもらってなかったんですか?」
「見せては貰ったんですけど、チラチラ、っとしか......」
さてはI先生、一番つぶつぶの少ない画面しか見せてくれんかったんやね。ショックを受けるからと、気を遣ってくれたのかもしれないけど。
PET-CTの予約が12月5日に取れたそうで、PETを受ける時の注意事項を説明してくれる。
生検の方は、入院日が決まり次第連絡してくれるそう。
それにしても、あの無数のつぶつぶ。
あれが全部転移だとしたら、思ったよりもかなり悪い状態なんじゃない?
どうするの、あんなにたくさん?
ちょっとヤバイんちゃう、私......?
本日の支払い: 6,510 円也
---------------------------
支払いを済ませたら、1時半近くになってた。
急いで食事して、2時半までには行きます、と職場に連絡。午後まで掛かるかも知れない、と前もって言っておいて良かった。
検査や何やかやで、ちょくちょく休む事になるので、上司にだけ事情を伝えてたんだけど、無理に来んでいいよ、と気を遣ってくれる。
でも、やる事もあったし、とにかく仕事して忘れたかったので、数時間だけでも仕事させてもらった。
待合室で待っている人達は、ほとんどが年配の人で、母親らしい人と一緒の高校生位の男の子以外、60歳位より若い患者さんが見あたらない。
この病院、年配の人ご用達?
予約時間から1時間遅れで呼ばれて診察室に入ったら、まず、
「お一人ですか?」
と、M先生。
誰か連れて来た方が良かったのかな。
今までの経過を確認した後、
「CTの映像はお持ちじゃないですか?」
しまった!うっかりしてた~。CT結果のCD借りて来るんだったぁ~
映像が無いとどうしようもない、ということで、結局これからCTを撮ることに。
この間撮ったばかりなのに、また撮るなんてー。
思いっ切り、無駄な出費やーん!
よっぽど、CD借りて出直してきます、と言おうかと思ったけど、お互いの時間の無駄になるから、諦めた。
30分程待って、単純CT撮って、再び診察室へ。
撮ったばかりの映像をじっくり見せてもらう。
「ああ、ここにありますね。こことか。ここにも。これ全部そうですね。これとかもね。こういうのもそうですねー」
「......」
.....何これ。こんなにたくさん......?
たまに肺の外側よりに見えるちょっと大き目のつぶ以外に、スクロールさせて表示される画面ほとんどに、小さな白いつぶつぶが、10個以上はあるように見える。
......これ全部合わせたら、一体何個になるの??
この前のCT結果に「○個」ではなく「多数」とあったのは、こういう事か。
「......かなりたくさんありますね」
「そうですねー。乳がんをされてるから、乳がんの転移と見るのが妥当だけど、全く別のがんの転移、という事もあるので、PET-CTというのを撮りましょう」
「でも、PETでなく生検をする、という事で紹介してもらったんですけど」
と言うと、来週初めに生検の希望を出してもらう事に。
1泊ではなく、2泊もしないといけないらしい。来週月水が祝日だから、月曜からだと、1日休むだけで済む。
加えて、熱心に勧められたその場の雰囲気で、12月にPET-CTもする事になってしまった。
生検で、ホルモン受容やHER2以外に、抗がん剤に対する感受性等もわかるのか尋ねたけど、それはわからないそう。
「悪性だということは、確かなんですか......?」
「そうやね、肺炎とかの感染症ではないね、これは」
「肺がんということは?」
「それもないねぇ。これは、他の箇所のがんの転移、と見てまず間違いないですねぇ...... 何にしろ、抗がん剤で治療する事になりますね」
「抗がん剤効けばいいですけど、こんなにたくさんあって、もし効かなかったら......」
「まあまあ......まずは、生検で何なのかをはっきりさせないとね」
その後、待合室に座ってたら、
「大丈夫ですか?」
と、先程診察室にいた看護師さんが声を掛けてくる。
気が付いたら、頭を抱えていた。
「ちょっとショックでしたねぇ、あの映像は...I先生からは、見せてもらってなかったんですか?」
「見せては貰ったんですけど、チラチラ、っとしか......」
さてはI先生、一番つぶつぶの少ない画面しか見せてくれんかったんやね。ショックを受けるからと、気を遣ってくれたのかもしれないけど。
PET-CTの予約が12月5日に取れたそうで、PETを受ける時の注意事項を説明してくれる。
生検の方は、入院日が決まり次第連絡してくれるそう。
それにしても、あの無数のつぶつぶ。
あれが全部転移だとしたら、思ったよりもかなり悪い状態なんじゃない?
どうするの、あんなにたくさん?
ちょっとヤバイんちゃう、私......?
本日の支払い: 6,510 円也
---------------------------
支払いを済ませたら、1時半近くになってた。
急いで食事して、2時半までには行きます、と職場に連絡。午後まで掛かるかも知れない、と前もって言っておいて良かった。
検査や何やかやで、ちょくちょく休む事になるので、上司にだけ事情を伝えてたんだけど、無理に来んでいいよ、と気を遣ってくれる。
でも、やる事もあったし、とにかく仕事して忘れたかったので、数時間だけでも仕事させてもらった。
CT検査結果
昼休みにクリニックに電話。昨日の結果のFAXが届いているそうなので、仕事帰りにクリニックに寄る。
「全く問題なし!」
という言葉を期待して診察室に入った。
ところが、
「りまこさん、咳がひどいとか息苦しいとかは無かったですか?」
と、I先生深刻な面持ち。
突如、いやな予感......
「...無いですけど...」
「肺にねぇ、結節が見られるんですよ」
「肺、ですか...??」
「そう、肺の病気」
「肺の病気?転移ではなく?」
「転移かもしれない」
「エーーッ......」
そんな、ご冗談を。
「こことか、ここにも、両方の肺にありますね」
と、コンピュータ画面をスクロールする。
成る程、白い粒みたいなのが、ポツリポツリと写っている。
机の上に置いてある病院からの所見をのぞいたら、
”両肺に、結節が多数みられます。......肺転移だと思われます。”
「腫瘍マーカーは異常無しなんだけどねぇ......」
「腫瘍マーカーは初めから出て無かったですから......」
「そうだけど、再発では上昇することが多いからね。X線には、全然映ってなかったんだけどねぇ。この大きさだと、写らないか」
所見には、
”肝臓にも低濃度域がある。......”
「肝臓の方は、血腫だから気にしなくていいんだけど。透亮性で空洞を形成していると書いてあるのがねぇ。感染症か何かの可能性も無きにしも非ずだけど......これは生検した方がいいですね。9mmで小さいから、ちょっと採取が難しいかも知れないでけど、何なのかをかをはっきりさせましょ」
「生検?肺のですか?どうやってするんですか?」
「皮膚から針を肺まで刺して、組織を採るんだけど......」
「......なんか、大変そうですね。日帰りで出来ます?」
「1泊くらいしないとだめかなぁ。肺に穴を開けるので、出血とかしばらく様子見ないとね」
「......他にオプションは?」
「PET-CTだったら、他に病巣があるか、も見れますけど......」
「PETの方が楽そうですね。入院までしないといけない検査はちょっと......」
他の病巣......じゃ、何にせよこれはがんの転移、っていうのが大前提ってこと?
......肺転移?
こんなに元気なのに?
1ヵ月後にはニュージーランドに行くことになってるのに?
うそでしょ?
「生検だったら、結節が何なのかはっきりするし、乳がんの転移だったらホルモン受容とか、HER2とかも分かるから、今後の治療に役立ちますけど。最初に手術した時の病理結果とは、6年経ってるし、変化してる可能性もあるからね」
「.....でしたら、生検でお願いします」
ということで、I先生の先輩で肺の生検を専門としているU病院のM先生に、紹介状を書いてもらって、まずは診察の予約を取ってもらうことになった。
あーもう、面倒だなぁ。
こっちの病院でCT検査したと思ったら、今度はあっちの病院......
1泊くらいなら、何とか休み取れるかな。
「それにしても、術後6年で肺にねぇ。ずっとリュープリンとタモキシフェンしてたから、抑えられてたのかもしれないねぇ」
「もしかしたら、しばらく持ってたのかもしれませんね。2~3年とか」
「うーん。CT撮ってなかったから分からないけど、そうねぇ、前からあった可能性もあるねぇ」
2~3年前。心当たりがある。何か咳が出そうで出ない感じ、というのが始まった時期だ。
風邪のひきかけだと思って、うがいを続けたら収まるので、あまり気にしないようにしてた。
ここ1ヶ月ほどもその、咳が出そうで出ない感じ、が続いていた。
まあ、これが肺の結節と関係あるのかどうかは、分からんけど。
本日の支払い: 1,040 円也。
-----------------
帰り道歩きながら、色んなことがぐるぐると頭の中を廻った。
両親や、相棒には何と言えばいいの?
手術から6年経って、よし、これで逃げおおせる、って思っていた。
でも、心のどこかでは、いつかは再発するんじゃ、って恐れているところもあった。
それが現実のものになってしまった......
でも、再発するなら骨からだと予想していた。
今回、CT検査をするに至ったのも、そもそも背中の痛みが続いて、骨転移では、と心配でI先生に言ったから。
でも、骨には異常は無くて、肺に転移だなんて.....
いや、感染症の可能性も捨てられないんだから、落ち込むのは生検の結果が出てからでも遅くないよね。
帰宅後、両親に肺に結節が映っていて、生検をすることになった、と言ったら、
「......今まで順調だったのに......」
と、母は大きなため息。
「でも、感染症かもしれんのでしょ?感染症だと思うよ、俺は」
と、父。
はあ、ごめんね、またえらい心配掛けることになって。
相棒とは、毎日Skype で話している。
CTの結果と、生検のことを話したら、
「きっと、感染症だと思う」
そうであると信じたい。
よかった~感染症で、という結果になりますように。
「全く問題なし!」
という言葉を期待して診察室に入った。
ところが、
「りまこさん、咳がひどいとか息苦しいとかは無かったですか?」
と、I先生深刻な面持ち。
突如、いやな予感......
「...無いですけど...」
「肺にねぇ、結節が見られるんですよ」
「肺、ですか...??」
「そう、肺の病気」
「肺の病気?転移ではなく?」
「転移かもしれない」
「エーーッ......」
そんな、ご冗談を。
「こことか、ここにも、両方の肺にありますね」
と、コンピュータ画面をスクロールする。
成る程、白い粒みたいなのが、ポツリポツリと写っている。
机の上に置いてある病院からの所見をのぞいたら、
”両肺に、結節が多数みられます。......肺転移だと思われます。”
「腫瘍マーカーは異常無しなんだけどねぇ......」
「腫瘍マーカーは初めから出て無かったですから......」
「そうだけど、再発では上昇することが多いからね。X線には、全然映ってなかったんだけどねぇ。この大きさだと、写らないか」
所見には、
”肝臓にも低濃度域がある。......”
「肝臓の方は、血腫だから気にしなくていいんだけど。透亮性で空洞を形成していると書いてあるのがねぇ。感染症か何かの可能性も無きにしも非ずだけど......これは生検した方がいいですね。9mmで小さいから、ちょっと採取が難しいかも知れないでけど、何なのかをかをはっきりさせましょ」
「生検?肺のですか?どうやってするんですか?」
「皮膚から針を肺まで刺して、組織を採るんだけど......」
「......なんか、大変そうですね。日帰りで出来ます?」
「1泊くらいしないとだめかなぁ。肺に穴を開けるので、出血とかしばらく様子見ないとね」
「......他にオプションは?」
「PET-CTだったら、他に病巣があるか、も見れますけど......」
「PETの方が楽そうですね。入院までしないといけない検査はちょっと......」
他の病巣......じゃ、何にせよこれはがんの転移、っていうのが大前提ってこと?
......肺転移?
こんなに元気なのに?
1ヵ月後にはニュージーランドに行くことになってるのに?
うそでしょ?
「生検だったら、結節が何なのかはっきりするし、乳がんの転移だったらホルモン受容とか、HER2とかも分かるから、今後の治療に役立ちますけど。最初に手術した時の病理結果とは、6年経ってるし、変化してる可能性もあるからね」
「.....でしたら、生検でお願いします」
ということで、I先生の先輩で肺の生検を専門としているU病院のM先生に、紹介状を書いてもらって、まずは診察の予約を取ってもらうことになった。
あーもう、面倒だなぁ。
こっちの病院でCT検査したと思ったら、今度はあっちの病院......
1泊くらいなら、何とか休み取れるかな。
「それにしても、術後6年で肺にねぇ。ずっとリュープリンとタモキシフェンしてたから、抑えられてたのかもしれないねぇ」
「もしかしたら、しばらく持ってたのかもしれませんね。2~3年とか」
「うーん。CT撮ってなかったから分からないけど、そうねぇ、前からあった可能性もあるねぇ」
2~3年前。心当たりがある。何か咳が出そうで出ない感じ、というのが始まった時期だ。
風邪のひきかけだと思って、うがいを続けたら収まるので、あまり気にしないようにしてた。
ここ1ヶ月ほどもその、咳が出そうで出ない感じ、が続いていた。
まあ、これが肺の結節と関係あるのかどうかは、分からんけど。
本日の支払い: 1,040 円也。
-----------------
帰り道歩きながら、色んなことがぐるぐると頭の中を廻った。
両親や、相棒には何と言えばいいの?
手術から6年経って、よし、これで逃げおおせる、って思っていた。
でも、心のどこかでは、いつかは再発するんじゃ、って恐れているところもあった。
それが現実のものになってしまった......
でも、再発するなら骨からだと予想していた。
今回、CT検査をするに至ったのも、そもそも背中の痛みが続いて、骨転移では、と心配でI先生に言ったから。
でも、骨には異常は無くて、肺に転移だなんて.....
いや、感染症の可能性も捨てられないんだから、落ち込むのは生検の結果が出てからでも遅くないよね。
帰宅後、両親に肺に結節が映っていて、生検をすることになった、と言ったら、
「......今まで順調だったのに......」
と、母は大きなため息。
「でも、感染症かもしれんのでしょ?感染症だと思うよ、俺は」
と、父。
はあ、ごめんね、またえらい心配掛けることになって。
相棒とは、毎日Skype で話している。
CTの結果と、生検のことを話したら、
「きっと、感染症だと思う」
そうであると信じたい。
よかった~感染症で、という結果になりますように。
CT検査
仕事を3時に早引きして、病院へ。
造影剤を使うので、お昼は抜き。
空腹で午後の2時間は注意力散漫だった(=_=)。
検査は以前したのと同じ手順。
違うのは、若い看護師さんに造影剤を入れる血管を確保してもらうのに、なかなか針が刺さらなかったこと。
すっかり「採血の難しい患者」になってしまって、最近では1回目で成功することはまず無い。
ホント、スミマセンねぇ.....
2箇所に刺して、悪戦苦闘した後、
「すみません。選手交代してもらいます......」
と、別の看護師さんに、何とか刺して貰った。しかも、成功率が限りなくゼロに近づいている、肘の内側に。素晴らしい。
台の上に仰向けになって、腕をバンザイするみたいに頭の上に上げた姿勢で、白い穴の中に送られる。
その中で、息を吸ったり止めたり吐いたり。
6年前の記憶がよみがえって来る。
造影剤が入ってきた時は、以前と違って、胸焼けのひどい感じになって、ちょっと気持ち悪くなった。
しばらく、言われるままに息を吸って吐いてしてたら、収まってきて、無事終了。
帰り際、画像の入ったCDを渡されて、I先生に渡すよう言われる。
本日の支払い: 10,760 円也。
--------------------
帰り道、コンビニでアンまんを買って食べる。
造影剤を使うので、お昼は抜き。
空腹で午後の2時間は注意力散漫だった(=_=)。
検査は以前したのと同じ手順。
違うのは、若い看護師さんに造影剤を入れる血管を確保してもらうのに、なかなか針が刺さらなかったこと。
すっかり「採血の難しい患者」になってしまって、最近では1回目で成功することはまず無い。
ホント、スミマセンねぇ.....
2箇所に刺して、悪戦苦闘した後、
「すみません。選手交代してもらいます......」
と、別の看護師さんに、何とか刺して貰った。しかも、成功率が限りなくゼロに近づいている、肘の内側に。素晴らしい。
台の上に仰向けになって、腕をバンザイするみたいに頭の上に上げた姿勢で、白い穴の中に送られる。
その中で、息を吸ったり止めたり吐いたり。
6年前の記憶がよみがえって来る。
造影剤が入ってきた時は、以前と違って、胸焼けのひどい感じになって、ちょっと気持ち悪くなった。
しばらく、言われるままに息を吸って吐いてしてたら、収まってきて、無事終了。
帰り際、画像の入ったCDを渡されて、I先生に渡すよう言われる。
本日の支払い: 10,760 円也。
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帰り道、コンビニでアンまんを買って食べる。




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